真理子(まりこ)はエリザベス・スミスの親友であり、真理子が昔交換留学をした大学で、エリザベスと一緒に勉強をした。
夫の浩(ひろし)と京都に住み、心理学者として大手の貿易企業で働いている。浩は日本銀行で働いているため、東京にいることが多い。
エリザベスとはFace Timeで連絡を取り合っている。
藤井浩(ひろし)は真理子と結婚し、日本銀行でオペレーション・デスクとして金融・財政政策の調整を担当している。日常的に海外の中央銀行とやり取りをしており、英語圏で博士号を取得したため、英語が堪能で、クリス・エドワーズともよく連絡をとりあっている。
彼のオフィスは東京にあり、毎週ノゾミで通勤しているため、京都を離れていることが多い。真理子はそのことを不満に思っているが、彼が仕事を愛していることを知っているので我慢している。
クリスは大手の商業銀行において、準備預金の管理部門でアナリストとして働いている。 大学卒業後、新卒の研修生として、中央銀行のオペレーションデスクで働いていた。中央銀行で働いていたとき、日本銀行につとめていた藤井浩と知り合った。それ以来二人は友人であり、エリザベスとマリコが親友であることを良い兆しと捉えている。
彼は大学のサッカーチームを通じてライアンと知り合い、大学のジャズクラブで知り合ったエリザベスをライアンに紹介した。以来、家族ぐるみで連絡を取り合っており、エリザベスに密かに好意を寄せている。
プログレッシブ(進歩的)な傾向があり、探究心も旺盛である。中央銀行で働き始めてから、そして今の銀行の仕事の中で、中央銀行の機能や民間銀行とのやりとりが、大学で教わったものとは全く違うことが分かり、おもしろさを感じている。
クリスがスミス家を訪れると、ケビンはクリスに経済学について質問攻めにするのを止められない。